今年の夏も、高校野球で心洗われ、パワーをもらいました。 礼で始まり、礼で終わる。全ての動きが一生懸命。エラーをすれば皆がかばいあい、励ます。点差がひらいて、負ける状況下でも最後まで諦めない。見守るベンチも応援団も、一丸となって声をからす。 甲子園のすさまじいパワー、ここにいる人達は社会に出てもきっと凄いパワーを発揮するのだと思う。頑張っている人達をみると、自分ももっと頑張ろうと思うのです。心がウキウキするのです。そして勇気が沸くのです。
「学ぶ心があれば、なんじ、これ全て師なり」という言葉があるが、人は必ず優れた何かを持っている。本当に学ぼうとする気持ちでいると、全ての人から何らか得るものがある。それを探すのも、これまた楽しいし、発見した喜びは大きい。
長い間運動指導者として「先生」と呼ばれたり、後輩や教え子が増えてくると、自分に対して直した方がよいことを言ってくれる人が少なくなってくる。その中で、あえて言ってくれる人は貴重な存在であり、常に聞く耳を持っていなければいけないと思うのです。そして相手を認めることができれば、自分もまた少し成長できる。いつも謙虚に、いつでも学ぶ心を持ち続けたいと思います。
過去に経験したことの無いことをやってみる。怖いけど、不安だけどチャレンジしてみる。勿論プロなので失敗は許されない。今できる最高の仕事を全力でやり、楽しかったと言っていただく。これを続けて、1つ、また1つ事が終わってみると、不思議と自信がついている。
2千人を越える障害者に向けてのイベントレッスン。今思うと、僕にとってまた1つ、大きな壁を突破した出来事となりました。誰も僕を知らない、基本的にエアロビクスを知らない。ましてや全ての方が障害者。脚や手の不自由な方もいる。耳の聞こえない方、目の見えない方もいる。特に知的障害者は、純粋な心をもつ方々だからこそ、楽しくなければその場にすらいてくれない。つまらなければ、耳をふさいで出て行ってしまう。しかしこの方々に、運動の素晴らしさエアロビクスの楽しさを伝えたい。この状況の中でのレッスンは、プロのインストラクターとしての絶好の自信を与えてくれる。
失敗はできない、緊張感あふれるギリギリの状態にたったとき、自分ならできる、自分しかできないと、自分を信じきれたとき、おのずと結果がついてくる。そして少しだけ過去の自分に対して自信がついているのです。
普段エアロビクスを行っていない方々にエアロビクスの素晴らしさを知ってもらうには、フィットネスとは無縁の環境にこちらから出向いて、その気のない人々に体験いただくことが最も近道だと思っています。その方策として、あえてフィットネスイベントではない場所でエアロビクスのレッスンをするという活動を行っています。たまたまそこに居合わせた方々、誰も僕のことを知らないという状況下でレッスンを行うということは、「見てはくれるけど、やってはくれない」ということが起こりうるため、インストラクターとしての技術やテクニックがあるというだけでは成功しません。 しかし初めてエアロビクスを体験した方々が「楽しかった!またやりたい!」と思ってくれたなら、確実にフィットネス人口が増えるといえます。そして同時に指導者としての技術、度量も向上します。 多くのパワーを必要としますが、目標に近づく大切な一歩。チャレンジ精神はいつまでも持っていたいものだと思います。
「現状維持は退化に等しい」と、常日頃から思っています。かといって、今の自分より急激に上に上がる事はまず無いとも思っています。 山の頂上を目指して登っても、一直線に登ることは足場が急で不安定なためかえって危険を伴い、逆に遠回りになってしまいます。 頂上を決めたら遠回りに思えるかも知れませんが、一歩一歩しっかりと登ることが、確実な方法ではないでしょうか。ただ周りの景色が大して変わらないため、自分は本当に登っているのか?もしかしたら下がっているのではないか?と不安になることもあります。その時には、自分の志や目標が世の中のためになるかどうかを判断基準に前に進んで行く、そして1年ほど進んでから振り返って見ると、以前より上に上がっていたことに気がつきます。 これが僕の考えるプラスのスパイラルです。 日々目標の確認と反省を繰り返しながら、道に迷わず進んで行きたいと思います。
バブルの絶頂期、僕はフリーのエアロビクスインストラクターとして活動していました。 大手企業等に就職して、安定した裕福な生活をしている周りを見渡すと、フリーという将来も約束されていない自分の生活が不安だったのを思い出します。 そんな時、このまま不安定な仕事を続けているのはどうなのだろうか?とさりげなく父にアドバイスを求めたことがあります。父は「今、一生懸命やらなかったらどちらにしろ先は無い」と冷たい一言。しかしこの一言で吹っ切れました。今できることを一生懸命やることなら、すぐにでもできるからです。 やがて社会はバブルが崩壊し、不安定な時代に突入しました。世の中、何が起こるかどう変わるかわかりませんが、あの時の一生懸命な気持ちを忘れずに毎日を過ごさなければと常に思っています。
「インストラクター!」 横文字の職業に憧れて、学生時代にスポーツクラブで水泳のインストラクターのアルバイトをはじめました。 とある日そのスポーツクラブのインストラクターに誘われて、エアロビクスのレッスンに思いがけず参加することになりました。 「なんてキツイんだろう!でも、なんて楽しんだろう!」 僕がエアロビクスをはじめてやったときの感想です。
僕は学生のとき、バレーボール部に所属していました。全国大会にも出場したことのある強いチームでしたので、上下関係も厳しく、ハードな練習やキツイトレーニングが日課でした。 運動は辛く厳しいものだと、当たり前のように思っていました。 それがエアロビクスのレッスンに参加して、運動についての考え方が180度変わりました。 そしてこの日、インストラクターになることを決めていました。
僕がこの仕事を毎日楽しく、ワクワクできるのは「まわりの環境」と「目標」だと思っています。
「まわりの環境」についてはまたいつか話すとして、「フィットネス(運動)人口100%」あまりに高すぎる目標! しかし仮に、国民が当たり前のように運動を行うことが習慣となったら「医療費問題」「介護問題」「メタボリックシンドローム」「生活習慣病問題」「子どもの基礎体力低下問題」などなど、全てクリアーされると思います。
目標が高いことで、様々な手段を常に考えなければならなくなりました。この手段を実行することが毎日の仕事です。今までと同じ事をしていたら今までと同じ!進歩がありません!なので、自分にとって新しいことを考える事、これがまたワクワクするんです!
今日もまたワクワクしながら、目標に向かって進んでいます! 先週も運動をしていない方向けに「運動と健康づくり」と題して、講演会をしてきました。これでまた少し、フィットネス人口が増えたと思います。
皆様、こんにちは。健康向上企画代表の鈴木孝一です。 僕は「フィットネス人口100%」をコンセプト(志)に健康向上企画を立ち上げました。国民のだれもが当たり前のように運動(フィットネス)を行っている!そんな活気あふれる健康社会になったらどんなに素晴らしいだろうと。
これから「熱い思い」と題して、フィットネスに関する思いを1週間に1度のペースで掲載したいと思いますので、ご一読頂けましたら幸いです。